概要

Microsoft Azureは、米マイクロソフトが提供するパブリッククラウドです。
世界のIaaS/PaaS型のクラウド市場においてAWSに続くシェアを占めています。

IaaSの位置づけとなる「インフラストラクチャサービス」、PaaSの位置づけとなる「プラットフォームサービス」の2層からなるサービスです。

かつてWindowsやWindows Serverなどオンプレミスで利用するOSやミドルウェアを開発してきたMicrosoftも今や「クラウドファースト」の方針を掲げており、Azureはその戦略の中核をなしています。

当初はWindowsとの互換性が高いPaaSである事を戦略の柱としていたこともあり、「Windows Azure」と呼ばれ、2008年に発表され、評価期間を経て、2010年から世界21か国で正式にサービスを提供しました。

2013年からはIaaSのサービスを開始し、WindowsのほかLinuxについても積極的にサポートを行い、Windowsの呼称が適切でなくなったため、「Microsoft Azure」と改称されました。

サービス開始当初はソーシャルゲーム等のエンターテイメント系や、スタートアップ企業を中心に用いられてきましたが、ここ数年で大規模なエンタープライズ系企業の基幹系システムの基盤としても利用されてきています。

その理由は、企業が利用することを前提に考えられているクラウドサービスだということがあるからです。課金体系や、請求方法、既存システムとの連携やセキュリティなどで、企業としての使い勝手が高くなっています。

データセンター

Azureのデータセンターは次のような構造となっています。

 データセンター  :データセンターの建屋(詳細は非公開となっています)
 リージョン(地域):データセンターの集合(都道府県、州まで公開)
 リージョンペア  :冗長化の単位

日本には東日本(東京・埼玉)と西日本(大阪)の2つのリージョンがあり、日本国内だけでディザスタリカバリを組むことができます。

リージョンを選択末う際は、地理的に遠いと応答時間が増え、体感速度が低下しますので考慮が必要です。日本から使う場合は、東日本/西日本を使うことが一般的ですが、東アジア(香港)や東南アジア(シンガポール)も高速な応答が期待できます。

なお、Azureではリージョンごとに異なる料金設定がされています。物価が考慮されているため、日本は高額になる傾向にあるようです。

また、リージョンによって提供されていないサービスもあるため、事前に確認することも必要です。

その他

SLA

同じ VM イメージで 2 インスタンス以上動かすことで、99.95% (1 ヶ月連続稼働で 20 分程度の総停止時間) を保証しています。

利用できるサーバのサイズ

アジュールで利用できるサーバーのサイズは CPU コア占有の S, M, L, XL (それぞれ 1, 2, 4, 8 CPU コア) とコア共有 XS の 5 種類。メモリや HDD もインスタンス サイズに応じて追加される (利用可能なメモリは XS: 768 MB~XL: 14 GB)。