保管場所の検討

どのようにバックアップを行うかが決まれば、次に保管場所を定めます。関係する各部門が記録保持ワークシートを作成し、内容や媒体種別、巻数などを記載していく形でまとめていきます。保管場所は復元時間と作業の実施に大きく影響します。。ロー
カル保存であれば迅速な復元を見込むことができますが、同じ災害に巻き込まれる可能性があるため、極力敷地外に保管するようにします。

その際には、セキュリティ管理が正しくされることを前提としなくてはなりません。適度な温度と湿度のような環境面が適切であることも重要です。また、防火面や耐水性についても考慮します。
計画時に盲点となりがちなのが、保管場所から安全に輸送する方法を考えておくことです。保管場所に考え得る最高のものを用意したとしても、運搬中に高リスクが発生することのないように、あらかじめルールを定めておきます。
運搬者にも適切な取扱い方法を理解した人選を行います。

要は、バックアップ元と同程度のレベルの管理を行う事が肝要です。




電子的保管庫とは?

CISSP試験では、電子的保管庫という言葉が使われています。これは代替拠点にバックアップデータを一括転送することを指します。3つの方法がありますのでおさえておきましょう。

オンラインテープ保管庫

保管または復旧する場所にデータを電子的に伝送するもので、データセンターでバックアップ作業は実施されます、ローカルのテープドライブではなく、通信回線を経由して敷地外のテープドライブにバックアップされる形のものです。

リモートジャーナリング

ジャーナルログ、トランザクションログを敷地外の拠点に転送するものです。業務が「中断」した時点までのファイルを復旧できるため、データの「欠損」を抑制することができます。

データベースのシャドウィング

データベースの更新、ジャーナルの作成、敷地外のコンピュータへの転送が自動的に行われるものをさします。レプリケーションなどとも呼称されます。

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