LinuxGUI上でも使い勝手の良いテキストエディタはたくさんありますが、CLIで最小限の環境で動作させることのできるviエディタは、UNIX系サーバーの管理者にとって利用必須のツールになります。最近は殆ど見かけることがありませんが、カーソルキーなどが無いマシン上でも操作することが可能です。

しかし、よくいわれるように、その最低限ゆえに難解この上ない操作性は、管理初心者の方にはとても敷居が高いと思います。しかし、使い勝手が良いかは別にして、慣れれば誰でも十分使いこなせるツールです。

ここでは「viを極める」と題して、初心者から上級者まで役に立つviエディタの使い方をまとめたいと思います。

①起動方法

ファイル名を指定して起動させる方法と、起動後にファイルを開く2つの方法がありますが、前者のファイル名を指定して起動させることが一般的でしょう。

# vi hoge.txt

ファイル名には相対パスまたは、絶対パスをつけて実行します。上記の例はカレントディレクトリにhoge.txtファイルがある場合の例になります。/usr/taro/ディレクトリにあるhoge.txtファイルを編集したい場合は、

# vi /usr/taro/hoge.txt

と入力することになります。

どちらの場合でも、hoge.txtが既に存在している場合は既存のファイルが編集され、存在していない場合は、新規で作成されます。

②コマンドモードと入力モード

viのわかりにくい所に、このモードというものがあります。コマンドモードは、ファイルの保存や終了、文字列の削除など、その名の通り各種コマンドを使うためのモードです。一方文字を入力するためには入力モードに移行する必要があります。

起動直後はコマンドモードになっていますので、このままでは文字を入力することができません。そのため、「i」キーを押して入力モードへ移動します。

なお、正確にいうと、「i」キーは現在カーソルがある位置から入力を開始するという意味のコマンドになります。

③終了方法

テキストファイルの編集を終了したい際は、コマンドモードに戻る必要があります。ESCキーを押しましょう。これでコマンドモードに戻ることができます。

ESCキーは何度押しても問題ありませんので、どちらのモードにいるかわからなくなったら、とりあえず落ち着いてESCキーを押せば間違いなく戻ることができます。

保存してファイルを終了するためには、

:wq

と入力します。

保存しないで破棄する場合には

:q!

と入力します。