前回に続いて、代替拠点の種別を見ていきます。

③ホットサイト

基本的にすべてのハードウェアが完全に配備されている拠点になります。そのため、施設を独占的に利用できるため、長期から短期の利用のいずれのニーズにも対応が可能です。

また、想定通りに代替サイトが稼働するかどうかについてテストができることが大きなメリットとなります。

注意すべき点としては、データの同期が利用開始時に改めて必要になる点が挙げられます。この作業をベンダにて実施する場合は、さらに想定外の時間を要してしまう事を念頭に置いておくべきでしょう。また、ハードウェアを用意するため、必要な費用も比較的高額なものになります。

④ウォームサイト

ホットサイトに類似した代替サイトですが、拠点内に高額なハードウェアを用意しないタイプがウォームサイトになります。そのため有事には必要な装置を調達する手はずを整えておく必要があります。また、一部のハードウェアと、その上で動作するソフトウェアがないため、運用テストを行う事ができません。

調達に一般的に数日から数週間程度かかると想定されるため、立ち上がりまでにかかる時間が長くなります。しかし、高額なハードウェアを準備しない分、平常時にかかる費用は低くなります。

⑤コールドサイト

空調や電源、通信回線など環境面は整っていますが、業務システム用のハードウェアや各種リソースが配備されない拠点です。拠点の立ち上げまでの時間は、数週間以上かかることが見込まれ、最も時間がかかりますが、その分最も安価な手法となります。

以上がCISSP試験における代替拠点の定義となっています。手法と費用の関係を図示すると以下の通りとなります。それぞれの代替拠点の特性をイメージできるようにしておきましょう。

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