BIAの具体的な実施方法

前回は、BIAの意味と目的について解説しました。今回は具体的な実施方法についてお話していきます。BIAは一般的に7つのステップにわけて実施します。

(1)情報収集の方法を決める

調査方法を決めます。調査方法には、質問票を配布する方法や、インタビューにより行う物、あるいは自動で実施するソフトウェアツールを利用するものがあります。

(2)インタビューを受ける人員の選定

インタビューは重要な情報収集手段となります。1対1で行うケースと、グループに対して行うものがあります。このインタビューを誰に対して行うかということを検討します。
各部門に所属する経営幹部や、実際の担当者が対象となります。具体的にバイネームでの人員選定を行います。

(3)質問票の作成

質問票に記載する質問は2種類あります。定量的な質問と定性的な質問です。
定量的な質問は、災害や業務の中断による財務的な影響について説明する内容になります。売り上げの損失や緊急の物品購入に関する方式、あるいは賃金や罰則などを具体的に確認します。

定性的な質問は、損失による予測を感情面から聞きます。例としては、顧客からの信用低下の有無などを尋ねます。

(4)情報を分析する

最もクリティカルな業務と、それをサポートする情報システムを特定します。そして、中断による業務の影響と、利用するシステムとの間の相互関係を判断します。

(5)時間的にクリティカルなビジネス機能を特定する

続いて優先順位を決めて行きます。サービスを復旧する順序を特定することになります。この際、依存性にも注意します。利用しているシステムリソースが部門間で競合している場合は、どちらかの業務を優先させる必要があります。

(6)MTDを決める

ここまでのプロセスで確認出来た情報から、現実的なMTDを定めます。

(7)レポート・承認

ここまで実施した内容を整理、記録した上で経営陣の検査と承認を受けます、

以上がBIAの具体的な実施方法になります。これでBCP作成におけるフェーズⅡは終了となります。

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