今回から、具体的なBCPの作成方法について解説していきます。
なお、BCPは家庭における保険のように、必要とならないに越したことはないものですが、ひとたび万一の事象が発生した場合は、極めて貴重なものになります。それを忘れずにいてください。

本格的なBCPを悪性するには、通常長い年月がかかります。またBCPは一度作ったら終わりという類いのものではなく、完成しても、テストや維持管理、更新といったプロセスがずっと続いていきます。組織は常に変化を続けるものです。そのため、クリティカルなビジネスのプロセスが発展した際に変更を加えることができるように、柔軟性をもたせておくことが肝要です。

現実的にはいつ使うことになるかわからないものがBCPですので、まずは作成できるところから、できる範囲で作成し、その対象を徐々に拡大していくという手法が取られることが多いですが、BCP作成の一般的な手法は5つのフェーズに分かれます。

フェーズⅠが「プロジェクトの管理と開始」、フェーズⅡが「事業影響度分析」、フェーズⅢが「復旧戦略」続いてフェーズⅣが「計画設計と策定」、そして最後のフェーズがフェーズⅤ「テスト・維持管理・意識向上・訓練」となります。

図1

次回以降、この5つのフェーズをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

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