災害時復旧計画とは?

前回は、事業継続計画(BCP)の定義についてお話しました。今回はそれに類似する災害時復旧計画についてまとめます。それぞれの違いをよく把握しておきましょう。

災害時復旧計画とは、Disaster Recovery Planを翻訳した言葉で、DRPとよく略されます。大規模な災害が発生した際に、代替拠点での復旧を行うための手順を定めた文書のこと、とCISSP試験では定義されています。

そもそも災害とは何かと言うことですが、この定義としては、大きな障害または損失をもたらす、突然で予想外の災禍のことです。ビジネスの環境では、クリティカルなビジネスの遂行を妨げる全ての事象をさします。

日本人ですと、東日本大震災のような地震を思い浮かべる方も多いと思いますが、必ずしも自然災害によるものだけではありません。組織のビジネススタイルにより災害の定義が変わってくることを念頭に置いて下さい。

また、CISSP試験は、厄介なことに世界レベルの試験ですので、日本ではなかなか発生することが想像しにくいものもありますが、そういったものも発生しうるということを心の片隅にでも留めておきましょう。

災害の例

災害の例としては、地震や洪水のような自然現象の他、ハードウェアやソフトウェアの停止やプログラムのエラーのようなシステム的な要因によるものも含まれます。また、通信や配電のような、インフラ供給が途絶えてしまうことも災害に含まれます。他には、先ほど提示した、日本では考えにくいものとして、不満を抱く従業員による爆破行為などの人災や、テロあるいはストライキのような政治的活動によるものも考慮に入れておく必要があります。

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